2021.02.19
コラム
【神保先生のメディカルコラム Vol.42】
快適な生活と健康の実現のために
神保太樹(株式会社CHIKEN 取締役)
「ダイエットについて①」
みなさん、お元気でしょうか。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が再び発令され、このコラムを執筆している今現在も続いています。前回の緊急事態宣言時にも話題となりましたが、どうしても外に出づらくなり、結果として体調を崩すことも増えているようです。
かくいう私も、いわゆるコロナ太りを経験しています。出張等は全て遠隔会議に置き換えになりましたし、不要不急の外出を避けることから、どうしても運動不足になっているようです。
さて、ではどれくらいの方がコロナ太りを経験したのでしょうか?
そのもの株式会社さんの調査では「テレワークや自粛期間を経て太ったと思いますか?」という質問に対して、6割以上の方が「はい」と答えたと報告しています。さらに全体の1割くらいは5kg以上太ったとのことですから、やはり生活習慣が変化することで人間はたやすく太ってしまうということが伺い知れます。
上記では、外出不足がひとつの原因であると書きましたが、実際には生活習慣が変化するとそれ以外にも肥満の原因となるような要素が増加するようです。研究者の桂らが日健医誌に報告した論文によると、ストレスや睡眠時間の悪化が体重やBMIと関連していることを報告しています。またストレスによって食生活が乱れることも指摘されています。そう考えると、現在のストレスフルな状況が所謂コロナ太りというものにつながったとしても不思議ではないようです。
つづく…
〜次回は「どのようなことを意識すればダイエットにつながるのか」についてお話します。ぜひご覧ください〜