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ニュースリリース

2020.08.19

コラム

【神保先生のメディカルコラム Vol.37】

快適な生活と健康の実現のために

神保太樹(株式会社CHIKEN 取締役)

「フレイルと感覚障害の関係②」

前回に引き続き「フレイルと感覚障害の関係」についてお話いたしますね。
フレイルの概念に含まれる感覚器障害としてよく挙げられるのが、味覚障害や聴覚障害です。味覚障害になると栄養が取りづらくなり、健康維持に難が起こりうることがあるようですし、聴覚が衰えると結果的にフレイルの社会的側面に難が起こる可能性があります。つまり、聴覚の衰えとともに社会的活動性が維持されにくくなることが考えられるのです。これら感覚器は正常な老化においても徐々に能力が減少していきますから、前述の嗅覚以外にも感覚器の健康が保たれるよう注意しておくほうが良いでしょう。
例えば、味覚であれば亜鉛などを含んで栄養のバランスの良い食事を心がけることがその維持につながりますし、聴覚ではハチノコなどのサプリメントやストレスを溜めないことなどが大事になるといわれています。
以上、今回の話をまとめると「五感に気を付けて健康的に老化しましょう」ということになります。
それでは毎日暑い日が続きますが、みなさん体調には気を付けてくださいね。
次回も元気でお会いしましょう。