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ニュースリリース

2020.04.15

コラム

【神保先生のメディカルコラム Vol.33】

快適な生活と健康の実現のために

神保太樹(株式会社CHIKEN 取締役)

「マスクを使わない花粉症対策のお話②」

前回のお話の続きをいたしますね。
鼻や目以外の対策としては、帰宅後は上着を掃除機で吸うことや、あたりまえのことですが、空気清浄機などを利用することも有効でしょう。ちなみに、衣服の材質も重要で、ウールに比べて綿に付着する花粉は約10分の1といわれています。さらに、感染症の対策にも通じますが、手洗いうがいはとても有効です。なるべく家の中に花粉を持ち込まないことが重要になります。
これらに加えて、症状が強く出ないようにするという意味では、鼻粘膜が傷つく行動は控えるということがあります。例えば、お酒を飲みすぎると鼻づまりが悪化することがありますし、たばこなどは粘膜の炎症を引き起こし、花粉症の症状を増悪させることがあることが知られています。このほか、風邪などをひくことによっても花粉症の症状がひどくなることがありますから、体調管理に気を付け、健康な生活習慣を心掛けることも大事だと言えるでしょう。
以上のような予防を心掛けるとともに、症状が出てしまったら、アレルギー内科などで薬物治療等をうけることも大事です。予防と治療をバランスよく取り入れて、花粉症を乗り切っていきましょう。
それでは、今回も読んでいただいてありがとうございました。