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ニュースリリース

2020.03.18

コラム

【神保先生のメディカルコラム Vol.32】

快適な生活と健康の実現のために

神保太樹(株式会社CHIKEN 取締役)

「マスクを使わない花粉症対策のお話①」

みなさん、こんにちは。本年もまた花粉症のシーズンがやってきました。
花粉症については昨年もコラムで取り上げましたが、本年は新型コロナウイルス感染症に伴い、マスクが入手困難な状況となっています。今月15日から用途を問わず、マスクを購入した値段よりも高値で転売すると1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられることとなりましたが、それでも我が国で使われているマスクのほとんどは海外製であり、国内増産を行っても、もう少しの間マスクが品薄な状況は続くでしょう。
そこで、今回はマスクを使わない花粉症対策について考えてみたいと思います。
まず前回のコラムのおさらいとなりますが、もっともよい対策は花粉が体に入らないようにすることです。しかし、今回はマスクがないため、まずはその代用品を用いると良いでしょう。
鼻については、慣れないとやや違和感があるかもしれませんが、鼻腔に挿入するフィルターなども販売されています。布などで作る手作りのマスクもある程度は効果がありますが、スギ花粉を例にとるとその粒子径は約30μm程度ですので完全には防げないようです。
また、眼鏡なども有効だと考えられています。過去の調査では普通の眼鏡をかけるだけでも、眼に入る花粉をおよそ3分の1に防げることが知られています。

〜次回も花粉症対策のお話をさせていただきます。お楽しみに。〜