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ニュースリリース

2020.01.15

コラム

【神保先生のメディカルコラム Vol.30】

快適な生活と健康の実現のために

神保太樹(株式会社CHIKEN 取締役)

「健康維持のためのアロマテラピー①」

みなさんこんにちは。だんだんと寒くなってきましたがお元気でしょうか。
今回は私が専門とする香りとヘルスケアの話をいたします。
香りを用いたヘルスケアは、アロマセラピーと呼ばれております。主には植物から抽出された匂いのもとである精油を用いて芳香浴(ディフューザーなどによって匂いを散布する方法)やアロマトリートメント(精油を入れたオイルを用いて皮膚などへ施術すること)が行われていますが、そのための精油は街の量販店でも気軽に手に入れることができます。
精油はごく一部の精油を除いて保険診療の対象とはなっていませんが精油の多くは薬に比べると安価で,、またリラクゼーションなどにも役立つことから近年多くの方々が自分の心と体の調子を整えることに用いています。
いくつか具体的な使用方法を見てみますと、例えばこの季節では呼吸器系の不調に対しての芳香浴がよく用いられています。有名なものにはインフルエンザ対策がありますが、ラベンダーやティートリーは高い抗ウイルス活性を示し、芳香浴によって感染を抑えられる可能性があります。(ディフューザーの種類も加湿を同時に行うものであればさらに効果的であると考えられます。)これらの精油はマスクなどで皮膚に直接ふれないところにつけるなどの方法でも効果があると考えられています。(皮膚に直接付着してしまうと、接触性皮膚炎などが生じる可能性があるため皮膚につける場合には専門家に相談の上、実施しましょう。)また、冷え性対策にはアロマトリートメントなどがよいとされ、例えばブラックペッパーなどのような精油を用いると末梢循環を改善させるとも言われています。

次回の更新をお楽しみに☆