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ニュースリリース

2019.10.16

コラム

【神保先生のメディカルコラム Vol.27】

快適な生活と健康の実現のために

神保太樹(株式会社CHIKEN 取締役)

「肥満について②」

前回のお話の続きをしたいと思います。
さて、肥満は人間にどのような問題を引き起こすのでしょうか?一つの答えとして肥満関連疾患は多々あれど、結果的には人間の死亡リスクを引き上げるからこそ、肥満は問題になっています。例えば海外で実施された大規模調査では、高度肥満では寿命がだいたい10年短くなり、2人に1人が70歳を迎える前に死亡する可能性があると報告されています。具体的には心血管系のリスクや呼吸器疾患のリスク、がんのリスクなどが上昇し、結果として余命が短くなるということのようです。やせすぎでも死亡リスクは上昇しますが、どうやら肥満のほうがより高いリスクを呈するようであるというのは、今では共通見解であろうと思われます。このように恐ろしい肥満ですが、やはり毎日の積み重ねで少しずつ太っていくというのが本当のところでしょう。また加齢に伴い太りやすくなっていくというのもそれに拍車をかけるようです。
私も学生時代から比べるとストレス等もあいまって、すっかり見る影もなくなってしまいました。まことに遺憾です。今年の秋こそは、食欲の秋とはいってもなるべく食べすぎないように、と思っていますがどうなることでしょうか。その結果はまた後程お伝えする機会もあるかもしれません。皆さんも食欲の秋にはご用心ください。

次回の更新をお楽しみに☆