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ニュースリリース

2018.04.26

コラム

【神保先生のメディカルコラム Vol.4】

快適な生活と健康の実現のために

神保太樹(統合医療研究所 T-LAB 所長)

「においと認知症の関係について④」

ここまでの内容で、においが前頭前野近傍部などをよく刺激することが分かっていただけたと思います。
今回は逆に、その他にどのような時に前頭前野の周囲が活性化するのかを考え、そのことが何を意味するかを考えたいと思います。
まず前頭前野近傍部が活性化するのはどのような時かというと、最近の研究では音読や計算などの、いわゆる“脳トレ”をしているときや、子供や友達など、人とふれあっている時などが有意に活性化することが分かっています。これらは一般的に認知症の予防法と言われているものですが、特に後者の「人とふれあう」ということは、かなり認知症の予防に役立つことが最近の研究で分かっています。どのくらい凄いのかというと、たくさん人とふれあう人は最大で4倍程度、認知症になりにくいことが分かっています。
においを含めて、脳トレや触れ合いなどで前頭前野近傍部を効果的に刺激することで、健康に生きていきたいですね。

 

次回更新をお楽しみに(^_-)-☆

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