2018.03.15
コラム
【神保先生のメディカルコラム Vol.1】
快適な生活と健康の実現のために
神保太樹(統合医療研究所 T-LAB 所長)
「においと認知症の関係について①」
神保太樹です。
今月から、タイトルを新たにコラムを執筆してまいりますので、引き続きどうぞお付き合いください。
*
さて、これまでのコラムで「はからめ」と認知症の関係について触れさせていただきました。
今回からは少し掘り下げて、匂いを嗅いだとき人の脳で何が起こるのかということと、それによってどんなメリットが得られるのかということを考えましょう。
最初に聞いていただきたいことは、匂いは千差万別で、約40万種類存在しているということです。これほど多様な匂いがありますが、人の脳に対する反応性は実はカテゴリー化することができると考えられています。私たちの研究では、似たような匂いは脳の同じような場所を刺激することが分かっています。その研究結果は所謂アロマセラピーの心理学的効果などとも合致していましたし、認知症に関して言えば、何故認知症に効果があるのかということを、ある程度裏付ける結果でした。
次回はその研究についてお話しします。
次回更新をお楽しみに(^_-)-☆
#はからめ #認知症 #アロマセラピー #アルツハイマー #におい