2017.12.28
コラム
【神保太樹先生の #はからめコラム Vol.8】
嗅覚と記憶の深いつながりについて
神保太樹(統合医療研究所 T-LAB 所長)
「GEとの関係と開発秘話④」
前回お話した、マイクロカプセルに封入した匂いのもとを、プラスチックカードに配置するというガジェットの側面だけではなく、どの匂いがどのくらいAD(アルツハイマー病)に関連があるかということから算出したはからめ判定アルゴリズムも作成して、判定に盛り込みました。
このようにして作られた『はからめ®』を用いて、製品化と並行して、本当に高い検出感度が得られているかを確認しました。それによると、感度も特異度も(つまり、検出の間違い、漏れの何れのレベルも)研究段階でのレベルよりも大きく上回り、なんと80%以上の検出感度を得ることができたのです。
このようにして、今日皆さんがお使いの『はからめ®』が開発されました。
もちろん今後もさらにバージョンアップをする余地はあると考えていますし、また単にリスクを判定するのみならず、リスクが高い時にどのように『はからめ®』を体験した皆様に安心してもらえるか、ということも重要と考えています。
今後は私たち研究者が『はからめ®』をさらにサポートし、より良い製品のバージョンアップにつなげていただけたら、と思っています。
次回更新をお楽しみに(^_-)-☆
#はからめ #認知症 #アロマセラピー #アルツハイマー #匂い