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ニュースリリース

2019.03.21

コラム

【神保先生のメディカルコラム Vol.20】

快適な生活と健康の実現のために

神保太樹(統合医療研究所 T-LAB 所長)

「花粉症について②」

皆さん、こんにちは。今日は春分の日ですね。花粉症の症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
では花粉症はどのように起こるのか、そのメカニズムについてお話したいと思います。
それには人間に備わっている防御機構が大きく関わってきます。通常、身体にとって異物がやってくると、それを人間の身体はまず追い出そうとします。花粉が鼻の粘膜に付着すると、くしゃみで吹き飛ばし、鼻水で洗い流そうとするわけです。また身体の中に花粉が入ると、身体の中に次に花粉がやってきたら撃退してやろう、ということで記録されます。このような働きを感作と言いますが、花粉が体内に入り、防御反応が起こることによって不快な花粉症の症状が起こるわけです。
こうした花粉症は、ある日突然なることもあり、最初花粉症と気づかないことも多いのですが、アレルギー性鼻炎の場合であれば血中のIgE値や鼻水の中に好酸球があることなどから比較的簡単に鑑別することができます。またどのような原因にアレルギーがあるのかも簡単な血液検査で分かりますので、疑わしい場合は一度アレルギー内科を受診されると良いかもしれません。
次回は、花粉症になった時の対策についてお話します。

 

次回更新をお楽しみに(^_-)-☆

#花粉症 #健康 #アレルギー #鼻炎 #感作