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ニュースリリース

2019.01.17

コラム

【神保先生のメディカルコラム Vol.18】

快適な生活と健康の実現のために

神保太樹(統合医療研究所 T-LAB 所長)

「インフルエンザ②」

明けましておめでとうございます。本年もコラムにお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさん、インフルエンザにはかかっていませんか?私はいまのところかかっていませんが、夏かぜについてのコラムを書いていた時のジンクスから、またインフルエンザにかかるのではないかと戦々恐々としております。
今回は、インフルエンザのワクチンや治療薬についてのお話です。
まず、インフルエンザワクチンについてよく誤解されていることがあります。それはワクチンがインフルエンザの感染を完全に防ぐと思われがちな点です。実際には、ワクチンは感染後に症状が発症する可能性を低下させたり、発症した場合に重症化しないようにするというものです。重症化しない、というのは大変重要で、特に高齢者では死亡リスクを大幅に抑制することが分かっています。
また、治療についても日進月歩であり、これまで使われてきたタミフルやリレンザなどの薬に加えて、ゾフルーザという新しい薬も認可されています。前者は複数回飲まなければいけませんが、後者は1回だけ飲めばいいということで注目されています。(臨床研究ではこれらの効果自体は同等で、どちらが優れている等とは思われません。)
このように、研究はどんどん進んでいる状況ではありますが、インフルエンザにかからないにこしたことはありません。前回も書きましたが、やはり予防が大事ですので、予防に努めてください。皆さんがインフルエンザにかからないことを、お祈りいたします。

 

次回更新をお楽しみに(^_-)-☆

#冬 #健康 #インフルエンザ #ウイルス #ワクチン