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ニュースリリース

2018.02.08

コラム

【神保太樹先生の #はからめコラム Vol.11】

嗅覚と記憶の深いつながりについて

神保太樹(統合医療研究所 T-LAB 所長)

「記憶を司る『海馬』と嗅覚を司る嗅神経のつながりについて③」

さて、ここまでは脳の中の神経が直接的に破壊されることによって起こることを解説してきました。
しかし実は、もう一つアルツハイマー病で嗅覚障害が多く検出される理由があります。それが、アルツハイマー病ではたびたび話題になる「海馬」との関係です。
実は「海馬」と「嗅内野皮質」との間にはかなり密接な神経線維の連絡があることが分かっています。
実際に、匂いのマッチング課題の成績は、嗅覚に関係する脳の部位の変化だけに依存するわけではなく、Kesslakらの報告では海馬の萎縮の程度が嗅覚障害の程度に相関していることが示されています。
海馬は記憶に関わる大事な部位であることは言うまでもありませんが、海馬の損傷自体、嗅覚障害の程度とも大きく関わっていることがうかがわれるのです。
次回は、海馬の機能が悪くなるとなぜ嗅覚検査に影響するのかを掘り下げてみます。

 

次回更新をお楽しみに(^_-)-☆

#はからめ #認知症 #アロマセラピー #アルツハイマー #匂い #嗅覚 #海馬